特定非営利活動法人 ITC近畿会

SNSはビジネスツールとして有効か

ITコーディネータの垣見多容氏が、「インターネットビジネスのトレンドを探る」というテーマで連載記事をお届けします。 今回の連載は、「SNS(ソーシャルネットワークサービス)はビジネスツールとして有効か」というテーマです。

テーマの概要:

いまや、インターネット活用のあらゆる場面でSNSの活用ということがいわれている。インターネットビジネスに関するコンサルティングにおいてSNSの提案が登場しないことはまずあり得ない。仕組み上は、最短で数時間もあれば構築できるSNSだが、何事もその本質を理解していないと無意味な投資やコストに終わってしまうことがある。SNSが本当に有効に活用できるために必要な企業リソースや社内体制、コンセプトは何かを解説する。

  • 第1回「ネットコミュニティツールの歴史を概観する」(その1)(その2)
  • 第2回「ミクシィはなぜひとり勝ちできているのか」
  • 第3回「口コミマーケティングと企業がとるべき方策」

<続編 2009年3月>

前回、「SNS(ソーシャルネットワークサービス)はビジネスツールとして有効か」として3回連載させていただいた。今回は、その続編として、BtoBあるいは社内ツールとしてSNSを活用すること、特にITCとして関わることの多いプロジェクトマネジメントへの適用を考えてみたい。

  • 続編 第1回「SNSをBtoBあるいは社内ツールとして活用する」
  • 続編 第2回「プロジェクトへのビジネスSNSの適用」

続編 第2回 プロジェクトへのビジネスSNSの適用

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4.プロジェクト運営ツールとしてのSNS

 では、具体的なプロジェクト運営とSNSの関係を具体例を交えて紹介しよう。
 ここで、プロジェクトマネジメントとしなかったのは、マネジメントはより全体的なプロジェクト管理であり、目標管理から予算管理までを包括する言葉であることから、運営ツールとしてのSNSを過大に考えられることを避けるためだ。

続編 第1回「SNSをBtoBあるいは社内ツールとして活用する」

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 「SNS(ソーシャルネットワークサービス)はビジネスツールとして有効か」として3回連載させていただいたテーマについては、この1年ほどの間に大きな変化は起きていない。今回は、その続編として、BtoBあるいは社内ツールとしてSNSを活用することを考えてみたい。

第3回「口コミマーケティングと企業がとるべき方策」

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インターネットビジネスの類型

 ネットコミュニティの現状については、ここまでで一定の分析ができたとしよう。
 それでは、このネットコミュニティをビジネスとしてどうとらえていくのか、どういった活用方法があるのか。

第2回「ミクシィはなぜひとり勝ちできているのか」

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掲示板からSNSへ

 いまやネットコミュニティといって、すぐに答えが返ってくるものといえば2チャンネル(2ch)とミクシィだろう。ミクシィという言葉すらご存じないかたは、申し訳ないが、GooleでもYahooでも構わないので、検索窓に「ミクシィとは」[検索]とやってみていただきたい。あるいは、お知り合いのITコーディネータにお聞きいただきたい。ここでは、そこまでの解説はしない。おそらく、ネットビジネスやネットコミュニティに関心をお持ちで、ここまで読み進んでこられた皆さんであれば、そういう心配はないのではないか。

第1回「ネットコミュニティツールの歴史を概観する」(その2)

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 (その1)からの続き

個人日記型ブログからビジネスブログへの展開

 こうした中で、ビジネスの世界でのインターネット活用は、もっぱらホームページと呼ばれる静的Webサイトをベースとした情報発信型が中心だったが、2002年頃からWeblog、Web上の日記、記録という意味のサイトが、まずは個人サイトを中心にUSから広がりはじめた。通常のWebサイトとの違いは、HTMLというWebサイト専用のマークアップ言語を理解していなくても、簡単に情報をWebサイトに掲載できることから、毎日の日記のような情報発信に適しているというものだ。CGM(カスタマージェネレーテッドメディア:個人の情報発信用ツール)と呼ばれるジャンルに属するツールだが、のちに「ブログ」と呼ばれて日本でも一気に広まったものだ。

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