2011年2月22日、名古屋で開催された『IT経営カンファレンスin名古屋』
および『情報化サミット2011』の参加レポート。
<参加者>
■事務局:大西、支援委員:増本、HP委員:左川
<プログラム>
■日時:2月22日 10:00~12:00、13:30~17:30
■場所:ウインクあいち 第1小ホール
1.IT経営カンファレンスin名古屋 (主催:ITC中部 後援:ITCA)
~ITコーディネータ制度10周年記念~
開会挨拶 ITC中部 矢口理事長
基調講演 ITコーディネータ協会 関会長
~ITコーディネータ制度10周年を迎え~
講演 ㈱東京IT経営センター 田中社長
立ち上がれ、全国のITコーディネータ
~今こそ、IT活用で企業力強化支援を~
2.情報化サミット2011(主催:中部経済産業局)
~新たな成長産業をIT経営で~
開会挨拶 経済産業省中部経済産業局 地域経済部長 岡田 武
基調講演 「クラウドの現状と今後の展望
~最新動向から考える活用に向けた現実解~」
野村総合研究所 技術調査部 上級研究員 城田 真琴 氏
中部IT経営力大賞2011表彰式及び講評
中部IT経営力大賞選考委員会 委員長 岸田 賢次 氏
名古屋学院大学大学院経営政策専攻 教授
受賞者のIT経営実践事例発表
中小企業向けEDI・基幹システムの利用促進について
3.受賞企業懇親会(主催:ITC中部 協賛:ITCA)
<参考:http://www.itc-chubu.jp/ >
--------------------------
<IT経営カンファレンスに参加して>
1.IT経営カンファレンスin名古屋
■開会挨拶 ITC中部 矢口理事長
ITC中部 矢口理事長のご挨拶は、海外、特に中国などとの関係やグローバル化する中小企業の支援、トレンドを把握した介護や医療分野の事業など、力強い取り組みをお話されました。
■基調講演 ITコーディネータ協会 関会長
~ITコーディネータ制度10周年を迎え~
<主な内容>
1. ITC制度創設十周年を迎えて
・中期計画の施策の具体化と実践
2. ITC利活用のパラダイムシフトへの対応
・戦略的IT投資と効果
3. アジャイル経営に適合したIT調達
・ユーザ企業における意識変化。IT調達の多様化
4. クラウドの活用促進とITCの役割
・SaaS関連市場の拡
ITCA関会長のご講演は、ITCA制度10周年を迎えた今、ITCの実践力・ネットワーク強化、ITC利活用のパラダイムシフト対応、ビジネスの拡大についての我々ITCとって非常に興味深いお話でした。
我々ITCが、どのように企業にとって役立つ成果を出すビジネスを行えるか、ということだと感じました。制度自身の評価が問われる今がITC自身にとっての正念場であると思います。
また、欧米に比べて、カスタム開発の多い日本では、固定的IT投資(保守・運用等)大きくなり、企業は戦略的IT投資に充分な投資規模を確保できず、IT化の効果を得ることができていません。この点については、ITCのみならずSIer、情報部門がこれからどのような役割を果たすべきかについて考えさせられました。
アジャイル型開発については、私自身は安易に取り入れるのではなく企業規模・適用範囲など充分に考慮した上で取り組む必要があると考えています。適正を考慮した上でアジャイルに適した分野から取り組めば大きな成果を得ることができると考えます。
Saas・クラウドについては、お話にもあったように今後ますます大きな流れとなり広まるでしょう。中堅から中小の企業にとっては投資コストやランニングコストなどの面からも利活用は効果的です。会長のお話からITCにとっても重点的に取り組むべき分野だと理解しました。
ITCの今後にとって大きな節目となる年に大変有意義なお話を伺えました。
ありがとうございます。
■講演 ㈱東京IT経営センター 田中社長
立ち上がれ、全国のITコーディネータ
<主な内容>
・ITCビジネス実践への想い
・東京IT経営センターから、全国ITCへのメッセージ
・全国ITCビジネス支援プログラムの紹介
<参考:講演資料 ITC中部HPのドキュメントのURL入れる >
㈱東京IT経営センター田中社長のお話は、一言でいうと「どのようにして食えるITCを作るか」ということについてでした。
お話にあったようにITCが自らの営業力を高めビジネスのプロセスをつくることはITC自身のビジネスを、もっともっと大きく花開かせるために必要です。そのために東京IT経営センターから提供される支援プログラムもご紹介いただきました。
関会長、田中社長のお話の共通のポイントは、ITCがどのように企業にとって役立つ成果をあげ、それを自らのビジネスにしていくのか、ということです。これは10年目を迎えたITCにとって最大の課題なのだと思います。
2.情報化サミット2011
■基調講演 「クラウドの現状と今後の展望~」
野村総合研究所 技術調査部 上級研究員 城田 真琴 氏
<主な内容>
・クラウドの基本
・クラウドの最新動向と日本企業の活用状況
・情報サービス企業にとってのクラウド活用
・ユーザ企業にとってのクラウド活用
まず、クラウドの最新動向の紹介と日本企業の活用状況についてお話いただきました。次に、情報サービス企業がどのようにビジネスに活かすことができるのか、そして最後はユーザ企業はクラウドをどのように活用することで、よりメリット・効果を得られるかです。
ベンダー側・ユーザ側どちらの視点からもクラウドは大きなビジネスチャンスだということを調査結果として報告されました。
■中部IT経営力大賞2011表彰式及び講評
中部IT経営力大賞選考委員会 委員長 岸田 賢次 氏
<受賞企業>
大賞 1件:株式会社タカイコーポレーション
優秀賞3件:東和株式会社
シーピーセンター株式会社
株式会社名光精機
奨励賞5件:川嶋工業株式会社
有限会社長井シェル技研
株式会社日本メカトロニクス
福光農業共同組合
株式会社マツモト
サポート優秀賞2件:
ジール株式会社
株式会社インフォファーム
■受賞者のIT経営実践事例発表
<発表企業>
□株式会社タカイコーポレーション
「WEBを用いた購買管理・工程管理システム」
・WEBを利用した自社・協力会社で工程情報を共有
・進捗状況をリアルタイムに把握
・バーコード化による生産管理業務の効率化
□東和株式会社
「3DCADを駆使した自動溶接システム」
・PC上で産業ロボットのオフラインティーチングを実現
・CADと汎用ソフトの組み合わせで生産工程の稼働率向上
・技術者の暗黙知をIT化
□愛知運送株式会社
「クラウドシステムによる物流管理」
・業務ノウハウを持つ社内要員がSalesforceのカスタマイズを担当
・自社業務に即したシステムを短期間で実現
・得意先・受付センター・配送センターで情報共有
今回受賞・発表された企業のみなさんのIT化に取り組むポテンシャルは非常に高いものがあり、決して無理をしてITに取り組むのではなく、企業規模にあった取り組みと創意工夫で、自らの力でシステムを作り、システムの稼動を実現されている点に非常に感銘しました。規模に応じて戦略的IT投資を行い、自社の利益を生み出していくかという、当たり前と言えば当たり前なことを確実に実施できる企業がこれから生き残り、そしてそれらを適切に支援することがITCに求められることなのだと今も感じています。
■中小企業向けEDI・基幹システムの利用促進について
経済産業省空部経済産業局 情報政策課長 三橋 一美
3.受賞企業懇親会(主催:ITC中部 協賛:ITCA)
夜の懇親会でも中部の元気な企業様と直接お話することができました。自社の取り組みについて力強いお話をお聞きすることができ、あらためて皆様の底力を感じました、
それぞれの企業様が、これからますます中部地域だけでなくより広い範囲で活躍されることと思います。
皆様のますますのご発展を心より祈念しております。
最後になりましたが、このようなすばらしいイベントの開催にご尽力されたITC中部の皆様にもお礼申しあげます。
ありがとうございました。
以上。
この記事にはトラックバック・コメントがありません。