Webセミナー【経営改革への道:第14回:「経営戦略企画書」「IT経営企画書」の作成】

  • 2009年1月 5日(月) 22:00 JST
  • 投稿者:
    堤裕司
最後に、今まで検討してきた内容を「経営戦略企画書」と「IT経営企画書」にまとめます。
本来の流れで言いますと、「経営戦略企画書」が策定され、全社的な合意(経営者の承認)が取られた後、具体的なIT経営の戦略として「IT経営企画書」の策定に進むべきであると思いますが、プロジェクト報告、承認などを通じで合意形成していく方がプロジェクトがスムーズに進む場合もあります。
会社の規模や緊急性などに応じて、対応することが大切です。
ここでは、「経営戦略企画書」と「IT経営企画書」のサマリーを作成し、一覧できる様式にまとめていきます。

1.「経営戦略企画書」

経営戦略企画書では以下の内容をまとめます。
(1)社長の思い:第2回
(2)戦略目標:第2回
(3)現状分析結果:第3回
(4)重要成功要因(CSF):第6回
(5)CSF実現のためのアクションプラン:第12回
【経営戦略企画書】

2.IT経営企画書

IT経営企画書では以下の内容をまとめます。
(1)重要成功要因(CSF):第6回
(2)IT化の現状・IT成熟度:第9回
(3)社長の思い:第2回、第9回
(4)IT経営戦略テーマ:第8回、第11回
(5)IT経営アクションプラン:第13回
【IT経営企画書】

3.まとめ

以上、IT経営の上流工程の進め方について、14回にわたって解説してきました。
最初に申し上げたように、計画を立てること、企画書を作ることが重要なのではなく、経営改革の成功の秘訣は「合意形成」「周知徹底」であります。
よくありがちなパターンとして、合意形成はでき企画書、計画書、ルールも作成し、アクションプランに沿って実施し始めたが、なんとなく実践されなくなり、当初の計画が有名無実化していくことがあります。
当初の企画書における合意形成は重要ですが、当然、時間と共に経営環境も変化していきます。そうした経営環境の変化にフレキシブルに対応することが必要であり、担当者の勝手な判断でアクションを変えていくのではなく、企画書自体を定期的に見直し、再度合意形成を図っていくことが大切です。

途中、何度か挫折しそうになりましたが、なんとか最後までたどり着くことができました。
長期間にわたり、ありがとうございました。
本件に関するご意見、ご感想、ご質問がありましたら、
yujit@rr.iij4u.or.jp
まで、よろしくお願いします。時間的に可能な限り対応させていただきます。

執筆者紹介
堤裕司氏
コンピュータメーカーのSEとして銀行のシステム開発支援に従事。
その後、システム開発会社に移り会計システム、不動産担保評価システム、企業格付けシステム等の開発支援に従事。税理士登録後、堤裕司税理士事務所開業。税務会計支援、経営コンサルティング、IT化支援コンサルティングの他、南河内中小企業支援センターにおいて、事業承継・不動産活用・相続対策等、中小事業者の経営全般をサポート。プライバシーマーク審査員。

トラックバック

このエントリのトラックバックURL:
http://itckinki.jp/trackback.php/20071204024836519