「リーダシップと人間力(ヒューマンスキル)」

  • 2005年6月 5日(日) 18:39 JST
  • 投稿者:
    HP委員会

「リーダシップと人間力(ヒューマンスキル)」

ITコーディネータ 中谷 正明

 今春、さる会社の社長から「リーダ養成研修コースの開発をしてくれませんか」という依頼を受けた。
 社長は、今迄IT技術者養成研修は色々手掛けてきた、今度はリーダ養成講座を何とか手掛けたいと思ってきたが適当な引き受け手が見つからない、筆者の著書(共著)を読んでこの人間ならと期待頂いたとのことであった。その著書の中で新任のSEマネジャ向けに、部門を預かる上で一番大切なスキルは「人間力(ヒューマンスキル)」であると私が主張している事に共感を覚えていただいたのがキッカケとのことであった。

 IT業界で長年生きてきた私にとって、SE(システムズ・エンジニア)の育成と評価は大きなテーマであり、その対象領域を3つの分野で取り組んできた。テクニカル・スキル、プロフェッショナル・スキル、ヒューマン・スキルの3つである。技術力(知識力)、専門力(経験力)、人間力の3つとご理解頂きたい。
 知識力の分野は時代の要請と共に刻々と変化している。専門力の分野は少しずつ変化しているが基本の部分は殆ど変わらない。この2つはIT業界でプロとして生きてゆく上での前提条件(必要条件)となる。人間力の部分は殆ど変わらない。しかもIT業界に限らない普遍的・共通的テーマばかりである。

 世に名将、名監督、名経営者、名宰相と呼ばれる人々を語る書物は読んでいて大変面白く、感動的である。この人たちが得意とするフィールド(専門分野)とは別のフィールドでも同じような素晴らしい業績を残せただろうかと考えるとこれは無駄な努力である事に気づいた。松下幸之助、本田宗一郎さんはその分野でのプロとしての「知識」と「経験」に加えて、素晴らしい「人間力」で見事花を咲かせた。スポーツの世界、政治の世界、何れの世界においても素晴らしいリーダと呼ばれる人は全て同じことだ。
 リーダシップは「知識」、「専門(経験)」、「人間力」の総和である。
 どの分野でも共通的・普遍的な人間力(ヒューマンスキル)のテーマは奥深い。このスキルを引き上げるという大きな課題に今挑戦中である。ITC近畿会総会にてその一端をご紹介する。    以上

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