『八尾市の中小企業支援現場から』

  • 2003年12月 5日(金) 16:29 JST
  • 投稿者:
    HP委員会

『八尾市の中小企業支援現場から』

ITコーディネータ 北川美教
(大阪TLO&八尾市中小企業サポートセンタ勤務)

私がITコーディネータにチャレンジしたきっかけはこの制度がスタートした平成12年当時、大阪府中小企業支援センターの創業支援担当サブマネージャーとして「テイクオフ大阪21」プロジェクトに参加していて、創業希望者、第二創業希望企業の支援を行っていたときIT関連の創業希望が非常に多く、自分自身のITスキルをリフレッシュする必要に迫られてのことでした。

 しかし、平成13年4月から(財)大阪産業振興機構・TLO事業部に異動し、大学の知財を特許化して企業に利用してもらうという仕事と、八尾市が新設した中小企業サポートセンターのコーディネータ業務という二足の草鞋をはくことになり、大学教授との交渉ごとは私にとって初めての経験、後者は行政機関が直接中小企業支援を行うという、全国でも珍しい試みに参加したということでこちらも手探り状態が続き、しばらくはITC活動どころではない状況でした。
 幸いにして平成13年度のITSSP事業に八尾市近辺で金型製造業を営む5人の社長さんを呼び込んで「戦略経営責任者交流事業」に応募して採用され、ITC仲間3名と半年間、かなりホットな意見交換を続けました。
 その結果、社長さんたちとは「戦友」になることができ、ITSSP事業終了後も何かと交流は続いておりますが、そのうちの1社が平成15年度のIT活用による経営革新モデル事業にチャレンジして認可され、現在情報システムを構築中です。
 しかし、この1年半の八尾市での中小企業支援活動を通してみると、最近の経営環境を反映してか、ITを前面に打ち出した支援ニーズは皆無に近く、いろいろな問題を解きほぐしていく中で、ここはITの力をうまく使うのが経営改革のための近道であると経営者自身が自覚してくれて始めて第一歩がスタートするという状況です。

 現在、八尾市の中小製造業3社から生産管理のIT化の相談を受けて、何とか適当なパッケージソフトはないかと探しているところですが、中小企業といっても千差万別であり、これならいけるというソフトは中小企業にとって高嶺の花、価格が手ごろなヤツは機能不足で満足できないといった具合で悩みは尽きず、「中小零細企業でも使える生産管理システムの開発」が私のライフワークになりそうです。

 最後に一言。
 高知工科大学の水野博之先生(元松下電器)のいわれる「コーディネータとしての好ましい人物像は下記のとおりだとか。 ITCのCもコーディネータですよね。

 

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